中米露が快適に共存する道人民網日本語版 2014年05月26日14:58
最近のアジア信頼醸成措置会議(CICA)首脳会議、ウクライナ問題、サイバーセキュリティー問題などによって、中米露という大国がいかに共存すべきかという問題が再び眼前に突きつけられている。理論的には、中米露三国が全てのわだかまりを捨てて一致協力し、地域さらには世界の平和のバラストとなるのが理想だが、この状態の実現は極めて困難だ。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究所国際戦略研究部副主任。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
現実は決して楽観できるものではない。最近、米国、ロシア、中国の3大国は頻繁に「働きかけ合い」をしている。米国は一歩一歩迫ってきていると言える。ロシアに対しては、ウクライナ問題で制裁を追加すると脅すとともに、天然ガスの対露依存を減らすよう欧州諸国を煽っている。中国に対しては、東中国海や南中国海の領有権争いを自らの目的に利用し、しきりに一方の肩を持ち、中国の「挑発」を公然と批判している。最近ではサイバーセキュリティーカードも切り、事実を捏造して中国軍将校5人を起訴した。
米国の威圧的姿勢を前に、中露は原則を堅持して悠然と対処。米国が懸念するようにどんどん接近している。先日のプーチン大統領訪中で、中露は「重みのある」共同声明を発表した。主権維持、領土保全、国家安全保障といった両国の核心的利益に関わる問題でこれまで同様に支持し合っている他、ウクライナ、情報セキュリティー、多国間協力体制など重要かつ差し迫った問題でも一致した立場をとっている。同時期に、陸上と海上で合同軍事演習も行った。
しばらくというもの、大国間の利害衝突と駆引きが国際社会の焦点となっている。「中米の新型の大国間関係は深刻な危機に」「中露が同盟を結び米国に対抗」「新たな冷戦が目前に」などと誇張し、悪意ある扇動的報道をするメディアがある。実際には、ひとたび世界の平和・安定状態が崩れれば、どの大国も勝者になれないということは誰もがよく分かっている。現下の情勢では、互いに勘ぐり合うよりも、大国共存の道をよく考える方がいい。大国共存の道は、まず相互尊重だ。自国のことのみを考え、他国の利益を害して自国の利益の最大化を図ることは最も避けなければならない。だが現実には、米国は南中国海での私利のために、「航行の自由」「国際ルール」を名目に、主権と権益を守る中国の正当な行動を繰り返し妨害している。中米の新型の大国間関係は平等および互恵を基礎に築かれるものだが、米国は一方的な誠意と貢献を中国に要求している。米国は自国の情報技術の優位性を利用して、やりたい放題の事をし、自国の傍受活動に合法性の仮面をかぶせたり、概念をすり替えて、「企業秘密の窃取」を理由に、中国を無闇に批判したりしている。こうした数々について、米国は自らを省みるべきだ。
次に、他国を受け入れることだ。各国は古いゼロサム思考を放棄する必要がある。太平洋と世界には、各国の共同発展を受け入れるだけの広さがある。中国は地域の主導権や排他的プレゼンスを追求していないのに、米国は中国と周辺国との協力を強く警戒し、米日同盟が「アジア太平洋の平和と繁栄の確保において主導的役割を発揮する必要がある」と主張している。また、大国は積極的姿勢で摩擦を処理する必要がある。米国はウクライナ情勢の緊張を前に、地域での軍事的プレゼンスの強化によってロシアに圧力をかけている。南中国海問題では繰り返しかき乱し、摩擦を激化させている。これは建設的姿勢では断じてない。
最後に、大国は協力を推進する必要がある。現在、自国の力のみで経済を発展させたり、安全を維持することのできる国はない。協力の強化が、大国の共存に必須の道だ。海賊対策、災害警戒・緊急対応、環境保護など「敏感性の低い」分野で、中米には割合大きな協力の余地がある。絶対的に快適な状態を実現することはどの国にもできない。大国間では、なおさらに自国の快適さを維持すると同時に、他国の感じ方にも配慮する必要がある。各国が相対的に快適であることこそが、相対的に安定した長続きする状態だ。力が消長する際に、大国間のすり合わせがなおさらに必要であることは明らかだ。互いに快適な状態をいかにして見いだすか。大国の知恵が試されている。(編集NA) | ||
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