【舛添直言】「中露」接近でウクライナ戦争に新局面、米中露による覇権奪戦へ プーチンは完全に消耗戦突入の構え、欧米はどこまでウクライナを支援できるか 舛添 要一(国際政治学者) JB Press, 2023.3.4(土) 2月22日、ロシアを訪問した中国外交トップの王毅氏とロシアのラブロフ外相。王毅氏はこの後、プーチン大統領とも会談した(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) ギャラリーページへ ウクライナ戦争が始まって1年が経過したが、停戦の見通しは立たず、戦闘は激化している。東部のウクライナ側の拠点バフムトに対して、ロシア軍が集中的な攻撃を行っている。これに対して、ウクライナ軍は、春に大規模反転攻勢に乗り出す予定で、クリミアの奪還も目指すという。 ロシア、長期戦への方針転換 NATOはウクライナに武器支援を継続しており、2月24日にはポーランドがドイツ製の主力戦車「レオパルト2」4両を引..