フランクフルター・アルゲマイネ
[独FAZ]欧米諸国は中国への依存を減らせ
2014/5/28 7:00 , 日本經濟新聞
中道左派の社会民主党(SPD)出身のシュレーダー前独首相は(自らの誕生会をロシアで開いて)プーチン大統領と抱擁をかわした。そこには保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)の外交担当のミースフェルダー議員も出席していた。
SPDとCDUが支えるメルケル政権がロシアによるクリミア併合を手厳しく批判し、制裁を視野に外交圧力を高めていたさなかのことだ。経済界も煮え切らない。表向きはロシアを批判するが、実際にはプーチン政権に取り入ろうとする。
プーチン政権は法の順守や領土不可侵などの価値観を軽視している。これらはドイツ企業にとってロシアという市場と同じぐらい重要だったのではないだろうか。
とはいえプーチン氏を激しく非難すれば、ガス供給を止められるのではないかとの不安がドイツ社会にある。ロシアに依存しているというだけで一枚岩になれないのなら、中国と問題が生じた場合はどうなるのだろう。
欧州連合(EU)の対中貿易の3分の1をドイツの取引が占める。この10年間で貿易額は3倍に膨らみ、対ロ貿易の2倍になった。工作機械や自動車産業は中国に依存している。楽観主義者が指摘するように、問題は起こりそうにないと望みたいが、それで済むとの保証はまったくない。
中国は低成長に泣き、シャドーバンキング(影の銀行)の問題が迫る。南シナ海と東シナ海での紛争はエスカレートする恐れがある。
ベトナムと中国が武力衝突したら欧米はどう対応すべきか。欧米は外交ルートで批判するだろうが、中国は世界経済の成長を担い、米国債の最大の保有者だ。ロシアのガスは代替可能だが、世界人口の5分の1を占める市場はそうはいかない。
EUと米国は中国への依存度を減らすためにあらゆる努力をすべきだ。おろそかになっていた東南アジアやインド、南米、それにアフリカとの自由貿易協定を進めることが必要になる。
中国には一枚岩の態度で臨み、世界秩序が乱れるような緊急事態には大きな声で抗議しないといけない。ウクライナ危機が対中政策の練り直しを迫る可能性がある。
(クリスティアン・ガイニッツ記者)
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