米、韓国に「強い失望」 軍事情報協定破棄に異例表明
【ワシントン=金杉貴雄、ソウル=中村彰宏】米国防総省は二十二日、韓国政府による日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定について「文在寅(ムンジェイン)政権の決定に強い懸念と失望を表明する」との声明を発表した。米国が同盟国の政権の決定に対し「強い失望」と表現するのは極めて異例。ポンペオ国務長官も同日、カナダの首都オタワでの記者会見で「われわれは失望している」と不満を表明した。破棄は米国の利益に反するとの立場を明確にした。
韓国外務省は二十三日、在韓日本大使館を通じ同日中に正式に破棄を通告すると発表した。韓国国防省によると、エスパー米国防長官は二十三日、鄭景斗(チョンギョンドゥ)国防相と電話で協議。破棄理由などを説明した鄭氏に、破棄により情報が制限されると憂慮を表明した。
トランプ米政権は、一連の日韓両国の対立に巻き込まれることを避け、どちらにも肩入れせず歩み寄りを促す立場だ。ただ、米国の安全保障に影響を及ぼす今回の韓国政府の決定には政権内に驚きが広がっており、強く反発している。
国防総省は声明で「われわれは(日米、米韓の)二カ国間、(日米韓)三カ国間相互の防衛・安保分野における連携の一体性は、日韓のあつれきにかかわらず、完全に維持しなければならない」と強調した。
ポンペオ氏は記者会見で、韓国の康京和(カンギョンファ)外相と二十二日電話会談したことを明らかにした。GSOMIAについては「日韓の情報共有が米国にとって重要なことは疑いの余地がない」と重要性を強調。「北朝鮮の文脈だけでなく、世界中でのわれわれの取り組みに絶対的に価値がある」として、韓国に協定の維持をあらためて求めた。
米国は対北朝鮮戦略に影響が及びかねないとみて、日韓対立に懸念を強めている。
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