文在寅が「インタビューで明かした衝撃発言」に、韓国で大ブーイングが起きたワケ
5/7(土) 8:02配信

退任を前にして、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の饒舌が止まらない。
これまでの5年間を振り返って、マスコミのインタビューに応じた文在寅大統領だが、自画自賛を繰り返すその内容に国民からは失笑が漏れ、呆れたという声が聞こえて来る。 【写真】文在寅の髪型に「異変」…その衝撃の「ビフォア&アフター」!
最後まで“文流”を貫いたともいえる文在寅氏であるが、 大手新聞紙はこぞって文氏のインタビュー内容を批判をしている。
文在寅が「インタビュー」で語った衝撃発言
ケーブルテレビ局のJTBCで放送された「対談・文在寅5年」と題された記者との対談を通じて、文氏は5年間の政権運営を振り返った。
韓国国民が文氏を評価すれば、「暗黒と苦痛」の5年間だったと言えるだろう。というのも、経済の悪化に加え、日本や米国との関係悪化、北朝鮮や中国に忖度をした政策、さらには2年以上のコロナ禍による様々な制限で国民生活は苦境を強いられた。また、自身のみならず親しい人々に多くの不正疑惑が持ち上がっても常に身内をひいきし権力を振りかざした傲慢さが目立った。
しかし、文在寅氏にとって国民からの声は都合よく変換されているのか、自身が行なってきた政策について驚くほどに肯定的で高評価を繰り返した。
インタビューの中でも目を引いた発言は、「不動産政策の失敗による高騰」、「日韓関係への言及」、「K防疫の世界的な成果」であった。
不動産高騰には「韓国だけの問題ではない」と…
不動産の高騰問題については、文氏の就任後の4年間でソウルや釜山の都市部を中心に不動産価格は80~90%にも及ぶ上昇を見せ国民を直撃した。
文在寅氏は大統領選挙時より公約に掲げていた「不動産価格の安定」を実現すべく賃貸業者の廃止や個人で複数の不動産を所有している保有者に重税を課すといった様々な対応を行なったものの、効果どころか、不動産価格はかつて例を見ないほど上昇を続けた。
ソウル市内であれば、家を借りるための「チョンセ」と呼ばれる敷金は数千万円から場所によっては億に近い金額となり、分譲価格も築数十年の物件であってもやはり億近くまで上がったのだ。
若者世代、子育て世代にとって、都市部でマイホームを手に入れることはもはや夢のまた夢となった。しかし、文在寅氏はこの不動産政策を「世界的な傾向であり韓国だけの問題ではない」と自身の政策が及ぼした影響をまるでなかったかのように発言したのである。
また、日本に対する「日韓関係の悪化は日本の右傾化によるところが大きい」という発言にも、さっそく韓国国内から「政策の失敗を相手のせいにするのは外交でも変わらない」と冷めた意見が集中しているのだ。
失敗したコロナ政策を「我々の自負心」と…
次期大統領である尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が代表団を日本に派遣していた時期と重なってインタビューが行われたこと、文在寅氏が尹氏を敵視した発言を繰り返していることからも、あてつけであったということも考えられる。
今回の尹氏の代表団の派遣については、特に岸田首相と面会したことについて日本国内からは「機が熟していない」、「安易に歓迎すべきではない」といった声も上がっており、このタイミングでの文氏の発言は日本でも報道された。
文在寅氏によって大きなしこりが残されたことを考えれば、日本が容易に韓国からのアプローチを受け入れられないのは当然であるが、それでも、尹氏が日本を重視した姿勢を見せていることには一定の評価ができるだろう。
そして、新型コロナ対策については、今年に入り、韓国が爆発的な感染拡大に見舞われ、国民の3人に1人が感染したとも言われるほどであり、文在寅氏が何かにつけて「優れたコロナ対策」として称賛していた「K防疫」はすでに“オワコン”で、長期的な対策としては効果を発揮できなかったことは証明済みと言える。
それでも、文氏は「K防疫」を相変わらず「我々の自負心」、「世界が認定した成功モデル」などと豪語しているのであるから失笑が漏れるのも当然だろう。
また、自身の家族や陣営に数々の疑惑が湧き上がり、特に最近では夫人である金正淑(キム・ジョンスク)氏の衣装を中心とした私物の購入費をめぐり、公的資金を利用した疑いが世論の非難の的になっているにもかかわらず疑惑を否定し、寛大な発言さえしている有様である。
これだけでも、聞くに耐えない上に、このような無責任な人物が大統領であったことは国民にとっても悲劇である反面、選択してしまったということを反省するべきという声すら上がっているのだ。
文在寅のトラウマから解放される安堵感
文在寅氏は今後、政界を引退し、地方でのんびりと暮らすことを希望しているというが、様々な不正や疑惑を置き土産にしながらそれらに捜査の手が及ばぬように「検察捜査権剥奪法」の成立を強行するなど、自らの身を守ることへの準備に余念がない。
これだけ自己評価が高く、パフォーマンスを好む文在寅氏がこのままおとなしく姿を消すとは思えず、影で政界と何らかの関わりを持っていくものと思われるが、数々の疑惑が少しでも解明されることを願わずにいられない。
また、尹氏にとってこれからの船出は嵐のように厳しいものになることが予想される。国民にとってもそれは期待をしたいと思いながらも、不安もある。
それでも尹氏の政権運営に向けた活発な動きを見ていると「文氏の後始末をして改善していく」ということへの本気度も感じるのである。
言論の自由も脅かされた
文在寅政権の5年間は、前述の「不動産高騰」や長期に及ぶコロナ規制により国民の生活の質を低下させたほか、強硬なまでに進めた北朝鮮に対する従北政策で、「北朝鮮への批判を禁じる」法案など言論の自由が脅かされることも多くなった。
だからこそ国民にとっては文氏から解放されることへの安堵感は強い。
国民が持つ尹氏への不安は、政治的手腕が未知数であることが大きいと言えるが、政界での色に染まっていないからこそ現実的に物事を見ることができるかもしれないという期待をもちたいところである。
田中 美蘭(ライター)
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