日本, 韓.日 關係

「過去しか見ない」人々に支配される歪んだ韓国

이강기 2019. 8. 11. 12:04

                                              (일본우익성향 언론의 견해)

「過去しか見ない」人々に支配される歪んだ韓国



文在寅が信じる"チュサパ"思想が韓国を歪めている


2019.8.9(金) 櫻井 よしこ、洪 熒
JB Press
2017G20ハンブルクサミットでの文在寅(Wikimediaより)


 慰安婦や徴用工などの過去の歴史問題に固執する人たち。韓国はなぜ「いま」の問題へ目を向けないのか。これからの日韓外交はどこへ向かっていくのか。ジャーナリスト櫻井よしこ氏が、『統一日報』主幹の洪熒(ホン・ヒョン)氏と、日本人の想像を超えた韓国社会について語り尽くす。(JBpress)


(※)本稿は『韓国壊乱 文在寅政権に何が起きているのか』(櫻井よしこ・洪熒著、PHP新書)より一部抜粋・再編集したものです。


文在寅がとり憑かれる妄想

洪熒氏(以下敬称略):たとえば普通の先進国で大企業・組織に所属する人びとや、社会的に責任ある地位にいる人たちは、未来のための投資や後継者の育成、次世代の教育について、多かれ少なかれ関心や問題意識をもっています。


 ところがいま、左翼メディアが国民を洗脳している韓国では、国家や人類の未来にまったく関心のない人びとが増え続けています。とくに政治家のなかで、韓国の未来や文明の進化にまったく無関心の議員が多い。

 まさに文在寅をはじめ従北勢力がその典型であり、彼らはただ「平等な社会をつくればよい」「金持ちから資産を奪い、自分たちが富を分配する」という妄想に憑りつかれている。彼らの最大の特徴は、他人や他国の過去ばかりあげつらって現在、未来を見ないという点に尽きます。


過去しか見ない人

櫻井よしこ氏(以下敬称略):文在寅政権や、慰安婦や徴用工などの歴史問題に固執する人たちがまさにそうですね。


洪:自分たちが権力を握るために過去を掘り起こし、「こいつが悪い、あの国が悪い」と強調し、「階級的敵対感」を煽っているわけです。


 私は、慰安婦問題の本質をこのように見ています。以前から申し上げたように、世の中には「過去しか見ない」あるいは「見えない」人間がいる、ということ。

 彼らは未来にまったく関心がなく、過去に執着する。正常な人間ならば、相手の過去をほじくるよりも自分個人や国家の未来を案じ、将来の世代のために何ができるかを考えます。


 企業や組織でも、たんに目先の利益だけではなく、将来の存続と発展を考えて投資を行ないます。ところが、そうではない人間が一定の割合で存在するわけです。



慰安婦問題、見解の相違

櫻井:解決済みの歴史問題に拘泥し続ける文在寅大統領は、まさに「過去しか見ない」典型といってよいのではないでしょうか。


 韓国の人びとはよく、日本人に対して「歴史を直視せよ」といいます。しかし、慰安婦問題に関して対日批判を繰り返す人びとのほうが、むしろ歴史の事実を直視していません。


 たしかに戦時中、心ならずも慰安婦を務めた女性たちがいます。彼女たちは本当に気の毒だと思います。ただ当時、慰安婦だった女性の多くは朝鮮人ではなく、日本人でした。


 歴史学者の秦郁彦氏によれば、朝鮮半島出身の慰安婦は全体の2割ほどで、大半の女性は日本人だったわけです。彼女たちが、生活のために慰安婦として働かなくてはならなかった。そのことを想像すると、本当に胸が痛みます。


 しかし、慰安婦の女性たちの境遇に思いを致すことと、「日本政府が朝鮮人の女性を強制連行して性奴隷にした」という事実無根のプロパガンダ(政治宣伝)を認めることを、一緒くたにしてはなりません。

 慰安婦が日本軍の強制による性奴隷ではなかったことは、日本やアメリカによる長年の歴史研究と調査の結果、すでに明らかになっています。さらに慰安婦が性奴隷などではなく、また女子挺身隊(戦時中の勤労奉仕集団)ともまったく異なることは、当時を生きた世代の日本人なら皆、常識として知っていることです。


 安倍政権になってようやく日本政府も事実をもって反論する立場に転じましたが、反論が遅すぎるものですから、国際社会ではなかなか信じてもらえない。この点は私たち日本人も大いに反省すべきでしょう。


いまの女性人権問題に目を向けよ

櫻井:さらに、慰安婦問題に関しては「女性の人権侵害」という批判があります。


 人権という枠組みで論ずるときいつも不思議に思うのは、何十年も前の女性の人権をこれほど熱心に問題視するのなら、なぜ今も続いている女性の人権問題にもっと注目しないのか、という点です。


 たとえば現在、脱北女性の人身売買が中国で行なわれていることや、金正恩の独裁体制下で女性を含む多くの民衆の人権が侵害されていることに、なぜもっと目を向けないのか、ということです。


 慰安婦問題も大事ですが、現在進行中の重大な人権をめぐる課題について、国際社会と共に解決する姿勢が韓国に求められます。


チュサパとは?

洪:文在寅たちチュサパ(主体思想派:金日成がマルクス・レーニン主義を北朝鮮に適用したとする朝鮮労働党の「主体思想」を信じる人びと)の価値観の転倒、教養レベルの低さには恐るべきものがあります。

 彼らは高校時代以降、少しも知的に成長せず、自由民主体制の経済・社会に適応できないまま「社会変革・革命」を追い求めてきました。学生時代から友人や先輩に誘われてマルクスを読み、とにかく金持ちは悪だ、という思想に感化される。


 そこから一歩も成長せず、化石化したような人間が数多くいます。ものの見方が歪み、家族や友人ともまともに話ができない。


 サイバー空間の仮想現実のような妄想のなかで、社会主義的なユートピアを夢想している。文在寅・任鍾晳(イム・ジョンソク、文大統領の秘書室長)はじめ、対北従属のチュサパは仮想現実の中でもがく哀れな人びとだといえるでしょう。


櫻井:しかしその仮想現実に生きるチュサパが、現実に文在寅政権の中核をなしています。そして、韓国を別の国に作り直しつつある。じつに恐ろしい現象です。


韓国の歪んだ構造

 日本に対してはたいへん敵対的な姿勢を貫く一方で、北朝鮮については長年、理想の国であるかのように頭で思い描き、現実とは異なる虚像を内外に発信して、それが今も続いています。


 彼らは必ずしも、国民の大多数の支持を受けているわけではありません。にもかかわらず、左派系メディアの報道に引きずられる形で世論が形成されてしまそのような状況下で、韓国がまともな道に軌道修正することは可能なのでしょうか。


 韓国の人たちが歪んだ現在の構造に気付き、精神的な軌道修正を図るためには、まず彼ら自身の考える力を引き出さなければならない、と考えます。


【関連記事「PHPオンライン衆知」より】
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