135億年前誕生の銀河か=「年老いた」姿を観測-東大など
2019年09月10日20時13分
東京大宇宙線研究所などの研究チームは10日、約128億光年先にある銀河が既に星を作らなくなった「年老いた銀河」であることを突き止めたと発表した。解析の結果、この銀河は宇宙がビッグバンで誕生してから3億年が経過した135億年前に形成されていたことも分かった。研究成果は、熊本大(熊本市)で11日から始まる日本天文学会で報告される。
最古の銀河は、138億年前のビッグバンから1億~5億年以内に形成されたと考えられている。これまで133億年前の銀河は発見されていたが、観測装置の性能上、より古い銀河を直接観測することはできなかった。
東大宇宙線研の馬渡健特任研究員らは、ろくぶんぎ座の方向にある「COSMOS天域」の銀河に着目。米航空宇宙局(NASA)のスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影した近赤外線画像の中から6天体を選んだ。
さらに、南米チリにある高感度のアルマ電波望遠鏡で観測。うち3天体は星形成活動の証拠となるちりの存在が確認できたが、他の3天体はアルマ望遠鏡でも見えず、星形成を終えた年老いた銀河だと分かった。
解析の結果、この3天体は135億年前に誕生した銀河の可能性が高いことが判明した。研究チームは断定には詳細な解析が必要としており、2021年にNASAが打ち上げる次世代望遠鏡で観測する予定。馬渡さんは「宇宙最初期の星形成の全容を解明したい」と話している。
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