日本, 韓.日 關係

「政権交代でも、関係改善に期待薄」  歴史問題で壁 日韓世論調査

이강기 2021. 9. 29. 21:04

「政権交代でも、関係改善に期待薄」  歴史問題で壁 日韓世論調査

ソウル=鈴木拓也

朝日新聞

2021年9月29日 20時30分

韓国の文在寅大統領=2021年9月21日、米ニューヨーク、韓国大統領府提供

 

 日韓で新政権が誕生しても、両国関係の改善は期待できない――。日韓の民間機関による世論調査の結果、そうした考えが双方ともに多数を占めていることが明らかになった。

 

 日本のNPO法人「言論NPO」と韓国のシンクタンク「東アジア研究院」が28日、調査結果を発表した。調査は2013年から日韓で毎年続けており、今年は8月下旬~9月上旬に実施。両国で約1千人ずつから回答を得た。

 

 日本で韓国の印象が「悪い」と答えた人は、昨年からほぼ横ばいで48・8%、「良い」と答えた25・4%の倍近くいた。韓国でも「悪い」が63・2%に上り、「良い」は20・5%にとどまった。

 

 相手にマイナスの印象を抱く理由は、日本では「歴史問題などで日本を批判し続けるから」が44・9%で最多。韓国も66・7%が「(日本が)侵略の歴史を反省していないから」を挙げた。

 

 日本では10月初めに新首相が選出され、韓国でも来年3月に大統領選が行われる。ただ、日本が新政権になっても現状は「変わらない」との回答が日本で59・7%、韓国でも52・3%。韓国の次の政権への期待も低く、日本で46・1%、韓国で48・3%がそれぞれ「変わらない」と答えた。

 

 日韓関係の改善を日本で半数近く、韓国では7割が望んだが、歴史問題の政治的解決は困難との見方が双方に広がっているようだ。言論NPOの工藤泰志代表は「関係改善を期待できないのは、政府間に修復の動きが全く見られないため。両国民に相手国政府への不信が根強いこともある」と分析する。(ソウル=鈴木拓也)

 

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