「ヘンリー王子夫妻の称号を剥奪すべき」王室専門家の間で論争 問題の回顧録が来年発売
New Sphere
Nov 3 2022
Random House Group via AP
|
|
ヘンリー王子夫妻に関し、称号剥奪(はくだつ)の議論が加速している。サセックス公爵および公爵夫人と呼ばれている二人だが、これらの称号はもはやふさわしくないのではないかとの意見が聞かれるようになった。
◆元BBCジャーナリストが指摘する剥奪論
英インデペンデント紙(11月1日)はこうした議論が、イギリスの王室専門家らの間で盛んになっていると報じている。記事によると朝の情報番組『グッド・モーニング・ブリテン』に複数の専門家らが出演し、称号剥奪の可能性を議論した。
このなかで、元BBCジャーナリストで著述家のトム・バウワー氏は、ヘンリー王子が来年1月に刊行を予定している王室回顧録『Spare(原題)』について、英王室への「甚大なダメージ」になると主張している。さらに氏は、ヘンリー王子とメーガン妃が「ただただ王室メンバー(の評判)を傷つけ破壊することで、自分たちの財産を築き上げ、名声とブランドを高めてきた」と痛烈に批判した。
英コメンテーターのナイル・ガーディナー氏は、英エクスプレス紙(11月1日)に対し、「バッキンガム宮殿はハリーの著書の発売を受け、神経を尖らせることでしょう。かなりの苛立ちがあります」と指摘している。
◆暴露本刊行に王室はピリピリ
刊行予定のSpareは、事実上、王室の内情の暴露本にあたる。この著作は、ヘンリー王子夫妻自身にしっぺ返しをもたらす可能性がありそうだ。エクスプレス紙は来年1月10日に刊行予定のこの本を念頭に、「王室コメンテーターたちは(著書の)内容を原因として、ヘンリー王子とメーガン妃が称号を失う可能性があると主張している」と報じている。
回顧録の出版により、ヘンリー王子一家の生活が一変する可能性もささやかれている。バウワー氏は英サン紙(10月30日)に対し、回顧録の出版が二人にとって「運命の岐路」になるだろうと警告している。チャールズ皇太子は回顧録への反応として、孫のアーチーとリリベットに王子と王女の称号を与えることを差し控える可能性があるという。また、それ以上のかなり思い切った対応として、ヘンリー王子夫妻の称号を取り上げる可能性も否定できないとの見方を氏は示している。
◆殿下・妃殿下の称号はすでに喪失
夫妻は2020年に王室を離脱し、アメリカへの移住の道を選んだ。二人は結婚に伴いエリザベス女王から贈られたサセックス公爵とサセックス公爵夫人の称号を現在も保有している。だが、公式の場で「HRS」(His Royal Highness:殿下/Her Royal Highness:妃殿下)」の称号を使用する権利は失った。
ネット上では称号剥奪に関し、さまざまな意見が交わされている。インデペンデント紙によると、称号を保持すべきだという声がある一方、否定的な反応も多い。ある人物はソーシャルメディア上で、「肩書きと社用車、そして交通費を出してくれる組織を仮に私が脱退したのなら、仕事上の特典を使い続けられるとは期待しないだろう」と述べ、剥奪に賛成の立場を示した。
王室と微妙な距離感を保つヘンリー王子夫妻に関し、イギリスの人々の意見は割れているようだ。
【関連記事】
王室戦々恐々、ヘンリー王子回顧録には何が書かれているのか? 近づく発売
帰国のヘンリー王子、「車で2分」のウィリアム王子に会う予定なし=情報筋
「キャサリンはメーガンに優しくすべき」ヘンリー王子がウィリアム王子に不満ぶつけていた=暴露本
'옛 記事를 읽는 재미' 카테고리의 다른 글
The sea was never blue - (고대 그리스인들의 色相觀) (0) | 2022.12.30 |
---|---|
Radical dimensions (0) | 2022.12.24 |
Life with purpose (0) | 2022.10.25 |
「日本が韓国にG7の地位を奪われる日がくるかも」…日本の碩学の苦言 (0) | 2022.09.16 |
Local links run the world (0) | 2022.09.11 |