北韓, 南北關係

北朝鮮の「平壌」に住んでみたら…! “250万人住民たち”のヤバすぎる「生活」「職業」「娯楽」など全公開…!

이강기 2022. 12. 20. 14:56

 

北朝鮮の「平壌」に住んでみたら…! “250万人住民たち”のヤバすぎる「生活」「職業」「娯楽」など全公開…!

現代ビジネス, 2022.12.20

 

北朝鮮の「知られざる生活」

韓国は文在寅政権下で徹底した従北姿勢を貫いた。

 

その姿勢に賛同する市民団体、支持者たちは口を揃えて「北朝鮮は同民族だ」と唱えながら、韓国を左派思想へと侵食していった。

 

何も知らない韓国の若い世代の多くがこの左派思想に従った。

 

しかし、彼らは果たして北朝鮮をどれほど知っているのだろうか。

                                                 北朝鮮の「日常」 photo/gettyimages
 

多くの世間知らずな左派的若者たちは、万が一、北朝鮮へ移住をしても平壌にすぐ住めると思っているようだ。

 

しかし、そんなことは“あり得ない”。もちろん、彼らだけではなく、世界中の人もほとんど「北朝鮮に住む」ということがどういうことなのか、まったく知らないだろう。

 

韓国在住の在日3世の友人の叔父は71年、日本の朝鮮大学選抜組で本人の意思とは関係なく、北朝鮮にわたってロシア国境近くの農園に送られた。

 

日本の家族が78年から総額1億円以上を寄付、送金していまは平壌に住んでいるが、その寄付、送金はいまも続いていると話す。いったい、なぜか。

 

「平壌居住制度」とはいったいなにか…?

北朝鮮では、それほど平壌に住むというのは「特別」なことなのだ。ではいったい、どういう人たちが、どういった「条件」を満たせばそこに住むことができるというのか。

 

現在、平壌市の人口は、約250万人である。

 

もともとは300万人ほどだったが、北朝鮮政府が、平壌市周辺の行政区域を大幅に整理および統廃合して、50万人程度が減少した。

 

これは、 「平壌市管理法」による措置だ。2014年に修正補充された「平壌市管理法」には、どんな人間が平壌に居住できるのかに関しての、おおよその内容が記載されているのだ。

 

しかしこれは、北朝鮮政府が、対内外への発表用として明示したものでしかなく、実際に平壌に居住することができる内部制度が「別」に存在している。

 

それは、平壌居住制度を実質的に承認して執行する、最高決定機関である内閣事務局と中央党行政府に「内部別途指針書」として極秘に存在するものだ。

 

その「内部別途指針書」には、どのような「平壌居住制度」が指示されているのか。そんな北朝鮮にだけ存在する特別な「平壌居住制度」とはいったい何なのか。

 

その実体を明かそう。

 

 

 北朝鮮にだけ存在する特別な「平壌居住制度」三種類

まずなにより「平壌居住制度」の核心原則は、北朝鮮最高指導部に対する絶対的な忠誠心である。

 

この件について、以前、金日成(キム・イルソン)が、「平壌市は、革命の首都なのだから、党を擁護する人々以外は、住む権利がない」と言ったことがある。

 

ここで党とは、北朝鮮最高指導部を意味する言葉である。

 

したがって、北朝鮮では、いくらお金が多くても、いくら平壌に生まれたからといっても、北朝鮮最高指導部に対する忠誠心がなければ、絶対に平壌に居住することはできない。

 

このような「平壌居住制度」の核心原則に基づき、平壌に居住できる制度は、次のように、大きく三種類に分類される。

一番目は、平壌出身者に対する居住制度だ。

 

平壌で生まれた人々は、故郷住居原則によって、優先的に平壌に居住する資格が与えられる。しかしこの場合、北朝鮮最高指導部に対する絶対的な忠誠心があればこそ、可能である。

 

いくら平壌で生まれたからといっても、北朝鮮指導部に反する行為を働いた者に対しては容赦なく追放するのが、現在、北朝鮮で実施されている「平壌居住制度」の一貫した原則である。

 

 

「地方出身者」の場合

したがって、平壌市民は、いくら北朝鮮政権に不満があっても、自分や子孫が、平壌市民資格を剥奪されることを憂慮して、無条件に順応して暮らしている。

 

平壌出身者のほとんどが、北朝鮮指導部に忠誠を示した身分の良い親から、平壌に居住できる資格を相続しているのだ。

 

二番目は、地方からの流入人口に対する居住制度だ。北朝鮮において、地方出身者が平壌に流入するケースは、大きくふたつある。

 

ひとつは、地方にあった機関や企業所が、北朝鮮指導部の決定によって、平壌に移転して来る場合だ。例えば、地方にあった「山林研究所」が、ある日突然、平壌市録化事業で一大転換を起こせという金正日(キム・ジョンイル)の指示により、平壌に移転して来たことなどが、その代表的な事例だ。

 

このように、地方から平壌へ、機関を移転する場合に流入する人口を「機関移転流入人口」という。

 

北朝鮮の「オリンピック選手」の場合

もうひとつは、北朝鮮指導部の指示によって、平壌に新しい機関が設立される場合だ。この場合の流入人口は、「新設機関流入人口」という。

 

例えば、詐欺師、鄭明鶴(チョン・ミョンハク)が、ほこり中から金をつかみ出す技術を開発したと大ぼらを吹いて、北朝鮮最高指導部が新しく新設した「ナノ金研究所」がその代表的な事例といえる。

 

このとき、鄭明鶴が、ナノ金関連技術者といって、地方から流入させた「新設機関流入人口」が300人ほどいた。

 

三番目は、功労者居住制度だ。帰国事業で北朝鮮に渡った人々(在日、日本人)は金銭的な功労が認められれば、ここに属することができる。北朝鮮のために功績を挙げた人々に、表彰として与えられる平壌居住権付与制度だ。

 

ここには、世界選手権大会や国際オリンピックなどで1位を取り、北朝鮮国旗を掲げたスポーツ選手なども含まれる。北朝鮮の選手が、スポーツに命をかける理由のひとつが、この「功労者居住制度」のためなのだ。

 

平壌居住権を受けるのが、彼らにとって、子孫を平壌出身者にすることができる、ほぼ唯一の身分上昇の機会である。功労者居住制度には、軍に一生服務した除隊軍官も含まれる。

 

 

平壌市民にだけ与えられる「配給恩恵」

北朝鮮では、軍官経歴が満25年で、平壌に居住できる資格が付与される。一般兵士服務過程が満10年で、軍官服務過程が満25年なので、35年以上、軍に服務すれば平壌に居住できる資格が得られるわけだ。

 

功労者居住制度には、難破した漁船で、船室に飾られた金日成の肖像画を体に抱いて死んだ漁師の子孫もいる。最高尊厳に対する父の忠誠心による功労で、子供が平壌居住権を受けることになったのだ。

 

このため北朝鮮住民は、死ぬ瞬間にも、どうすれば自分の死が、子供の利益につながるか、考えるようになるのだ。

 

では、「平壌居住制度」による恩恵はいったいどんなものがあるのか。

 

一番目は、平壌市民にだけ与えられる「配給恩恵」だ。

 

配給とは、北朝鮮政府が、北朝鮮住民に対して行う食糧の供給制度である。過去には北朝鮮全域が配給を受けることができたが、いまは経済状況が難しい関係で、平壌市民にだけ配給が与えられている。

 

 

「平壌市民証」の実態

現在、米1kgあたり価格が配給所では45ウォンだが、市場では6,500ウォンほどだ。


つまり、平壌市民は、米1kgを45ウォンで買えるのに、地方住民は6,500ウォンで買わなければならないということである。おおよそ、100倍以上の物価の差が、平壌市民と地方住民の生活の差となる。

 

そのほか、副食物も北朝鮮の地方住民にはまったく供給されることはなく、市場での販売価格で購入しなければならないが、平壌市民は国家が決めた公示価格で副食物供給されている。このように平壌市民は、地方住民にくらべて、より良い基本的な生活条件の恩恵を受けることができるのだ。

 

二番目は、平壌市民になれば、「通行証」なしに、北朝鮮全域を移動できる恩恵が与えられる。

 

軍事境界線地域や、北朝鮮-中国-ロシア国境沿線地域を除いた一般的な地域を、平壌市民は「通行証」なしに行き来することができるのである。「平壌市民証」=「通行証」なのだ。

 

これは、住居、移動の自由が、徹底的に制限された北朝鮮では、途方もない恩恵である。地方住民は「道(地方行政区間)」をまたがって移動するときは、必ず「通行証」の発給が必要だが、平壌市民は自分たちが持っている「平壌市民証」ひとつだけで、移動が可能だ。

 

北朝鮮住民が「死ぬ前に必ず一度行ってみたいとこ」

三番目は、平壌の便利な生活文化環境と教育施設である。

 

劣悪な地方の生活文化環境にくらべて、平壌は発展した文化生活環境がそろっている。紋繍遊泳場、朝鮮中央動物園、体育館、平壌スケートリンク、蒼光院のプール、それに玉留館、清流館(どちらも高級レストラン)など、平壌には、生活文化施設がたくさんある。

 

ゆえに、北朝鮮の地方住民の間では、「死ぬ前に必ず一度行ってみたいところは、平壌」という言葉も出回っている。それだけでなく、平壌には、万景台学生少年宮殿を始めとして、子供のための教育施設もたくさんそろっていて、地方住民には、平壌こそが、子供教育のための憧れと羨望の対象なのだ。

 

このように「平壌居住制度」には、平壌出身居住制度、地方流入人口居住制度、功労者居住制度がある。

 

北朝鮮が、このような「平壌居住制度」を設けたのは、首都に対する人口集中現象を防いで、最高指導部のいる平壌の生活環境圏を守るためということもあるが、それよりは、「革命の首都」と象徴される、平壌居住権を利用して、最高指導部に対する住民の忠誠心を誘導する手段として活用するという目的が、より大きくなったものだろう。

 

 

住民の忠誠心

北朝鮮だけの特別な「平壌居住制度」――。

 

それは、一見、首都への人口集中現象を防ぎ、平壌の生活環境権を保護するという美名のもとに実施されている制度だ。

 

 
 

さらに連載記事『北朝鮮の知られざる「真実」…! 平壌の「贅沢生活」から「貧しい山奥」へ”突然追放される人たち”のヤバすぎる末路…!』では、そんな北朝鮮での知られざる“追放”の現実についてレポートしよう。