日本, 韓.日 關係

ボールは日本側に渡った…「元徴用工問題」韓国政府発表の解決策に、韓国メディアはどう反応したか

이강기 2023. 3. 7. 20:08
 

ボールは日本側に渡った…「元徴用工問題」韓国政府発表の解決策に、韓国メディアはどう反応したか

 

2018年以降、日韓間で最大の懸案となっている「元徴用工賠償判決」に対し、韓国政府が「民間企業による第3者返済方式」という解決策を公式に発表した。韓国の民間企業が先に基金を造成し、徴用被害者に賠償金を支給する案だ。

 

尹錫悦(ユン・ソンヨル)政権としてはそれこそ「未来世代のための決断」だったのだろうが、被害者側が要求し続けてきた「該当日本企業の直接賠償と日本政府の謝罪」が反映されなかったという点で、早くも強い反発に見舞われているーー。

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予想通りの解決策に記者団は激昂

6日、朴振(パク・ジン)外交部長官が直接発表した「韓国政府の強制徴用最高裁判決関連解決法」は、2ヵ月前の公開討論会ですでに公式化された内容から一歩も出られなかった内容だった。

 

すなわち、1965年の日韓請求権協定により恩恵を受けた韓国企業が財源を用意し、韓国行政安全部傘下に「日帝強制動員被害者支援財団」を設立して、同財団の基金で被害者と遺族に賠償するという「第3者返済方式」だ。

また、同財団が被害者追慕および教育、調査、研究事業などの拡大を積極的に推進していくという内容も含まれた。

 

皆が予想した通りの、そして一部被害者側からすでに「無効訴訟を辞さない」という反対が出ている解決策が韓国政府の公式の立場に決定されるや、会見に参加した記者たちからは批判的な質問が相次いだ。

 

記者: 日本の被告企業の直接的な賠償金参加を引き出すことができなかった中途半端な解決策だという批判がある。これに対する個人的な所見は? 大統領の首脳外交日程に合わせるために急いで提案された解決策だという指摘に対する立場は?

 

朴振: 韓国の高まった国格や国力にふさわしい主導的かつ大乗的決断だ。政府が被害者にそっぽを向かず、責任感を持って不幸な歴史による韓国国民の痛みを癒すという意志の表現であり、問題解決の終わりではなく、「真の始まり」だと思う。未来への新しい歴史の窓になることを願う。

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中途半端という意見には同意しない。コップに例えるなら、半分以上の水が入っていることで、これから続く日本の誠意ある行動によってコップが満たされることを期待する。尹大統領は韓日関係改善に強い意志があり、岸田日本首相も同じ考えを持っている。これ(徴用工賠償問題解決)が両国関係の未来のために歴史が進むべき方向だ。

 

記者: 日本の呼応措置が出ていない状態で、韓国が先に措置を出した。日本企業も賠償に確かに参加することになるのか。結果的に韓国企業だけが賠償に参加することになることはないのか? 日本に比べて韓国が譲歩しすぎたのではないかという非難に対する立場は?

 

朴振: 硬直している関係改善の突破口を開くための韓国政府の大乗的決断に、日本政府の包括的謝罪、日本企業の自発的貢献などで、日本側が呼応してくることを期待する。新たな謝罪を受けるばかりが能ではない。

 

日本政府が強制徴用を含む植民地支配全体に対する痛切な反省と、また心からの謝罪を表明した「金大中-小渕共同宣言」の精神を継承していくことを期待する。また、日本政府も、民間企業の自発的な(基金作り)参加には反対しないという立場だと聞いている。

記者: 発表前から野党や被害者、支援団体が反対している状況だが、世論をもう少し取りまとめるべきだったという批判についてはどう思うか。今後、国内世論をどのように取りまとめるのか。

 

朴振: この間、解決策の模索のために政府は被害者および遺族と直接・間接的に疎通をしてきており、多様な方式で政府構想について説明し理解を求めた。多くの遺族の方々が韓国政府の構想に対して理解を示し、また相当数の遺族の方々はこの問題が早く終結することを願うという意見を下さった。

 

今後も被害者一人ひとりに直接お会いし、また真正性のある姿勢で誠実に説明し、また理解を求める努力を続けていきたい。

 

被害者代理人団は「屈辱的」と酷評

約10分で急いで終えられた記者会見後、バックグラウンドブリーフィング(非公式会見)が続いたが、ここではもっと攻撃的な質問が殺到した。

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「政府が乗り出して韓国企業の金で日本企業に代わって返済するということは最高裁の判決を覆すことだが、これがどうやって最高裁の判決を尊重する解決案になるのか」

「解決策に反対する被害者がいるため、強制売却訴訟は今後も続くだろうが、これに対する対策は?」

 

「すでに確定判決を受けた15人のうち5〜6人はこの解決策に反対しているが、彼らが持っている債券はどうなるのか」

 

「未来青年基金を造成して留学生を支援すると言ったが、留学生と強制動員が何の関係があるのか」

 

「今日の発表に対して不満をもつ国民と被害者に言いたいことは?」

 

激昂した記者団の質問に対し、政府関係者は何一つ明確な答えを出せなかった。ただ、「法律的な諮問を得てまとめた解決策」「被害者との疎通を続けていく」という点だけを繰り返し強調した。

 

尹錫悦政権が国民的反対を押し切って出した苦肉の策に対して、「日韓関係を健全に取り戻すための措置と評価する」という表現は、聞き方によっては、多分に「上から目線」に聞こえるはずで、むしろ韓国国民の自尊心を傷つけた。

 

一方、被害者代理人団および支援団体は直ちに記者会見を開き、尹政権の解決案を「屈辱的」「低姿勢」「被害者の人権と尊厳を踏みにじるもの」と酷評した。

 

また、解決策に同意しない被害者たちとともに「日本企業に韓国内財産に対する強制執行手続き」や「賠償訴訟」を続けていく意思を明かした。多くの関連団体と市民団体も、被害者たちと連合して反対運動を展開していくことを明らかにした。

 

被害者代理人団は「屈辱的」と酷評

約10分で急いで終えられた記者会見後、バックグラウンドブリーフィング(非公式会見)が続いたが、ここではもっと攻撃的な質問が殺到した。

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「政府が乗り出して韓国企業の金で日本企業に代わって返済するということは最高裁の判決を覆すことだが、これがどうやって最高裁の判決を尊重する解決案になるのか」

 

「解決策に反対する被害者がいるため、強制売却訴訟は今後も続くだろうが、これに対する対策は?」

 

「すでに確定判決を受けた15人のうち5〜6人はこの解決策に反対しているが、彼らが持っている債券はどうなるのか」

 

「未来青年基金を造成して留学生を支援すると言ったが、留学生と強制動員が何の関係があるのか」

 

「今日の発表に対して不満をもつ国民と被害者に言いたいことは?」

 

激昂した記者団の質問に対し、政府関係者は何一つ明確な答えを出せなかった。ただ、「法律的な諮問を得てまとめた解決策」「被害者との疎通を続けていく」という点だけを繰り返し強調した。

直後に発表された日本政府の生ぬるい立場も、韓国政府の期待には及ばなかった。

 

尹錫悦政権が国民的反対を押し切って出した苦肉の策に対して、「日韓関係を健全に取り戻すための措置と評価する」という表現は、聞き方によっては、多分に「上から目線」に聞こえるはずで、むしろ韓国国民の自尊心を傷つけた。

一方、被害者代理人団および支援団体は直ちに記者会見を開き、尹政権の解決案を「屈辱的」「低姿勢」「被害者の人権と尊厳を踏みにじるもの」と酷評した。

 

また、解決策に同意しない被害者たちとともに「日本企業に韓国内財産に対する強制執行手続き」や「賠償訴訟」を続けていく意思を明かした。多くの関連団体と市民団体も、被害者たちと連合して反対運動を展開していくことを明らかにした。