音速の20倍時代に突入、極超音速兵器開発の全貌 米国とロシア、中国が実用化目前、日本は何をすべきか 2020.11.19(木) 横山 恭三 JB Press 超音速のジェット戦闘機が作り出す防音壁。極超音速兵器はジェット戦闘機の数倍のスピードで飛翔する ギャラリーページへ ここ数年、各国において極超音速兵器(Hypersonic Weapons)の開発が進んでいる。ハイパーソニックとはマッハ5以上の速度をいう。 現在、極超音速兵器の開発で米・ロ・中が他の国をリードしている。それに続くのが豪、印、仏、独、日本である。 大気圏内(地表から100キロ以内)を極超音速で飛行する兵器には、空力加熱から機体を保護する熱防御技術や超音速の気流を燃焼させるスクラムジェットエンジンの開発などの課題がある。 そのため、実戦配備はまだ当分先になるとみられていたが、ロシアと中国は早ければ2020年には実戦配備..