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中国の国家統計局が20日発表した2013年の国内総生産(GDP)は、前年と比べた伸び率(成長率)が物価上昇分を除いた実質で7・7%だった。昨年前半の減速を受けて景気対策を相次ぎ打ち出したことにより、12年の成長率(確定値)と同率で下げ止まり、減速に歯止めがかかりつつある。

 GDPは名目で56兆8845億元(約980兆円)となり、現在の為替レート換算で日本のGDP(480兆~490兆円)の約2倍に達する見通しだ。

 中国は10年に初めて日本のGDPを抜き、米国に次ぎ世界2位となった。その後も日本を上回る成長率が続いたことに加え、13年は人民元に対して約25%も円安が進み、為替換算した場合の差が一気に開いた。