死の直前に撮った噴煙、妻が公開「命がけの写真だから」
佐藤仁彦
2014年10月3日22時08分
- 朝日新聞
1人で御嶽山を登山中、噴石に当たって亡くなった長野県池田町の野口泉水(いずみ)さん(59)は、死の直前まで、入道雲のように広がる灰色の噴煙を撮影していた。妻弘美さんが3日、遺体とともに戻ってきたカメラの写真を公開した。
山頂付近の噴煙の様子が写っていたのは4枚。逃げ惑う登山者の姿も写っていた。
野口さんは、近所でウオーキングを始めた弘美さんに登山を勧めた。景色のよい美ケ原高原、北アルプスの五竜岳。昨年から2人で登ってきた。この日は仕事の休みが合わなかった。
弘美さんは「噴火の写真なんか撮っていないで逃げてほしかった。でも、命がけで撮った迫力ある写真だから、みんなに見てもらいたい」。
建設会社でダムや道路建設の現場責任者をしていた野口さん。上司は「面倒見がよく、どんな人からも慕われた」。昨年は地元自治会の班長も務めた。
紅葉で色づく木々や足元に咲く白い草花……。カメラには御嶽山の自然を写した約90枚も残っていた。弘美さんは10年後、御嶽山が元通りになったら、花の咲く頃に友達と一緒に登ってみようと心に決めている。
「夫が写真に残してくれた美しい景色を、私もこの目で確かめたい」(佐藤仁彦)
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