北韓, 南北關係

実は大成功だった…!?「金正恩独裁体制10年」を総点検してみた

이강기 2022. 2. 2. 21:42

大成功だった…!?「金正恩独裁体制10総点検してみた

 

維持えた金正日遺産堅持さらなる飛躍

 

 

Friday Digital

20211227

 

27金正恩北朝鮮指導者になって10着実独裁存在感していった指導者歴史にはいが充満している 

 

 

201112北朝鮮金正日総書記死亡三男正恩独裁政権後継したそれから10金正恩体制存続強固独裁体制維持しているこれは金正恩からすれば個人独裁体制維持するという最優先事項成功させたということになる冷酷独裁者評価するのは本意ではないが金正恩はその意味では勝者である

 

これだけ情報ツールが発達した現代において個人独裁維持するというのは難事業国内でも有利立場人間より不利人間のほうがはるかにいので潜在的反発ベクトルがじるがそれを継続してけなければならない

 

そのために必要なことは徹底的強権支配しかないつまり金正恩はこの10徹底的強権支配一瞬たりともめずそれによって権力維持できたのだ

 

27独裁者

 

20111217金日69死去したとき金正恩はまだ27さだった兄弟および末弟だったが後継者抜擢したのは晩年だった公式には20109党中央委員となりすかさず党中央軍事委員会副委員長就任した権力世襲のわずか年数月前のことだ

 

いくら独裁者息子とはいえあまりに経験値しかしそんな27息子強固補佐する体制晩年金正日構築していた人事をかなり若返らせていたのだ豊富人脈古参幹部息子世襲体制にとって脅威になりかねないからである

 

同年1228金正日葬儀では金正恩とともに高官霊柩車ったがその最初金正恩側近グループで息子権力維持のためにめた人選だった筆頭金正恩叔父張成沢国防委員会副委員長李英浩党中央軍事委員会副委員長兼軍総参謀長である

 

別格的存在張成沢党行政部長として司法部門実務部門掌握しており李英浩晩年金正日大抜擢したのトップだったこの仕切ることで金正恩体制はスタートしたちなみに人物のうち高齢党幹部、1名目上軍政トップの人民武力部長だがそれ以外晩年金正日抜擢した秘密警察国家安全保衛部禹東測副部長軍内政治統制機関総政治局金正覚副局長という権力内監視部門のツートップだった

 

就任からまもなく幹部粛清まった

 

しかしその直後から金正恩政権政権幹部をどんどん粛清したその粛清実行したのは禹東測国家安全保衛部第副部長だったが彼自身くも2012失脚した消息不明だが裏権力ちすぎたために粛清されたとみられる

 

でも李英浩総参謀長主導くの古参幹部交代したが李英浩自身20127失脚した李英浩失脚以後張成沢権勢はさらにまったまた軍内部粛清主導していた金正覚軍総政治局第副局長2012人民武力部長就任したが同年11には解任されたただし一時復活)。

 

いずれにせよ発足直後から金正恩政権軍幹部大幅交代させ軍内掌握いだ独裁体制がもっとも警戒するのは反乱である軍幹部みをかせることは金正日おそらく息子後見人である義弟張成沢指示していたのではないか

 

最高幹部総参謀長人民武力部長短期間々と交代した軍指揮官でもたとえば第一線軍団長のおよそ政権発足交代しているそれにより、「実力者という存在はいなくなったといえる

 

このように金正恩体制発足直後から熾烈粛清いた前述したように金正恩補佐する体制いたのは晩年金正日政権発足後粛清強化金正日遺言だった可能性

 

恐怖政治新体制でナンバー処刑

 

だがこうした恐怖支配新体制金正恩後見人である張成沢権限がいっきに強化された独裁政権維持のために叔父張成沢ることも金正日から息子への遺言われる

 

ともあれこうして名実ともに張成沢政権ナンバー地位不動のものとしたわけだがその権勢はわずかしかかなかった金正恩201312張成沢処刑してしまったのだ

 

ナンバーという存在個人独裁にはきわめて危険なためそれを排除したという結果になった金正日から年後のことでありさすがにそこまでは遺言とはえにくいおそらくもう叔父補佐がなくても自身権力らがない自信をつけた29金正恩自身決断だったとわれるがその真相不明である

 

そしてこの張成沢処刑によって独裁者としての金正恩立場はより強固なものになり恐怖支配はより盤石なものになった体制きな権勢ったあるいはでもでもしでも忠誠心われたどれほどそれまでの功績があっても失脚あるいは粛清れないことがされたのだ

 

2015には玄永哲人民武力部長銃殺されるなど軍幹部への統制けられたがそれ以外にもたとえば金正恩指示により張成沢粛清きな役割たした黄炳瑞党組織指導部第副部長はその軍総政治局長国防委員会副委員長昇格2014には実質的政権ナンバーとなったが2015には党政治局常務委員2016には国務委員会副委員長にも就任)、201710失脚した

 

また前述した禹東測国家安全保衛部第副部長粛清後同部いた金元弘国家安全保衛部長国家安全保衛相年間にわたって国内弾圧主導してきた人物だったが2017失脚した

 

りのために忠誠くす

 

このように金正恩指示によって幹部粛清するという恐怖支配実務担当した側近たちもそれによって々にれられる存在になれば自身される運命だった幹部たちは文字どおりるために徹底的忠実さをすしかないのだ

 

政権指導部要職歴任しながらいまだに政権っているのは一時降格をみながらもひたすら金正恩忠誠くしている党内序列崔龍海最高人民会議常任委員会委員長何度降格されてもった金英哲党統一戦線部長元軍偵察総局長など少数まる

 

寵愛する実妹金与正存在感

 

他方政権のナンバーとして別格的存在なのが金正恩実妹金与正党宣伝扇動部副部長彼女だけは寵愛けておりかの責任追及されるということもない政権内部でもしかが金与正批判したらその人物こそ粛清対象になるだろう

 

なお金与正はそのときどきで党副部長」「党第副部長などと肩書きがわっており米朝首脳会談同行したりあるいは対韓国非難声明発表したりするなどその表向きの役割変化しているが金正恩体制不動のナンバーであることはるがないそのときどきの肩書きや役割政権内での地位上下するものでもない

 

じつは金与正2021党大会時30党政治局員位置付けられていたのがこの1217金正日10周忌追悼行事じる北朝鮮メディアが14番目紹介したため現在党内序列年初30位圏外から14上昇したようだなどとみるきもあるが彼女ってはそこはあまり関係ない

 

このように国内完璧恐怖支配統制することでその王朝ともいえる極端個人独裁10ってきたではこの体制今後るのか

 

この予測はきわめてしい金正恩政権今後統制一切緩めることなく冷酷恐怖支配けるだろうただしいずれ将来められたかが反乱こす可能性

 

ると1994初代独裁者だった金日成死亡したときCIAをはじめ北朝鮮情報っている機関あるいは北朝鮮問題をカバーするメディアや研究者大多数早期政権崩壊予測したまじい粛清超個人崇拝体制いてきた北朝鮮ではカリスマの死去によってその抑圧体制維持できないとえられたからだ

 

しかし、2代目金正日体制存続した90年代後期には国民多数餓死者るほどのまじい経済危機発生したが金日成いた恐怖支配るがなかったCIA専門家えるよりずっと北朝鮮恐怖支配強固だったのだ

 

そこには今後北朝鮮予想するうえで重要教訓がある。1つは徹底的恐怖支配強固だということだ

 

しかし今後こるかわからない

 

金日成いだ金正日その金正日いだ金正恩前任者いた恐怖支配踏襲強化現代世界ではをみないレベルの個人崇拝体制維持したそれならば今後恐怖支配める気配はない金正恩体制可能性いということになる

 

だがもうつの教訓れてはいけない将来にはきるかにもわからないということだつまり金正恩体制今後るかどうかはわからないのだ

 

1994には大方専門家予測れた一方201112金正恩権力世襲したにはすでに強固独裁体制下反乱予兆もないことから政権崩壊予想するはほとんどなかったそしてその予測どおり金正恩体制維持された

 

しかし物事はどうくかわからない現在北朝鮮では反乱徴候一切なく体制崩壊要素はまったくないそのためメディア北朝鮮問題するさまざまな分析言説ほぼ金正恩体制がこのままくことが前提になっているだが金正恩重病にでもなれば体制がこのまま安泰かはわからない

 

独裁体制とは反乱萌芽弾圧けないと維持できない脆弱なシステムだ10年後20年後30年後いつかは崩壊する可能性があるということは留意しておかなければならない

 

取材黒井文太郎写真AFP/アフロ