러시아 147

暗くなるプーチン大統領の前途 実情知る軍と政権内部で不満募る

暗くなるプーチン大統領の前途 実情知る軍と政権内部で不満募る New Sphere, Jun 9 2022 Mikhail Klimentyev, Sputnik, Kremlin Pool Photo via AP ウクライナ侵攻の正当性をプロパガンダするロシアのプーチン大統領だが、厳しい戦況を知る軍と政権の内部では、無謀で危険な作戦への不満がくすぶる。健康不安とあわせ、水面下では解任への動きが起き始めていると報じられている。 ◆厳しい戦況 プーチンに募る不満 ロシア軍は東部で支配域をじわじわと広げているものの、短期決戦でのキーウ占領を描いた当時の構想は外れ、軍からの不満が表面化するようになった。英テレグラフ紙(6月4日)は、「プーチンの評判は深刻なダメージを受けた」と述べる。大衆向けには「特別軍事作戦」が成功しているかのようなプロパガンダを行っているが、陸軍内部には実態を把握してい..

러시아 2022.06.10

ロシアのエリートに広がる「ポスト・プーチン」論議 有力後継は?

ロシアのエリートに広がる「ポスト・プーチン」論議 有力後継は? 名越健郎 (時事通信 モスクワ支局長) 時事通信, 2022年06月02日13時00分 . プーチン・ロシア大統領(69)に関し、がんとの説やパーキンソン病説など、健康不安情報がネット空間を飛び交っている。そうした中、ロシアのネットメディアでは、プーチン氏の健康状態と平行して、後継者論議が始まった。ウクライナ侵攻は独裁者・プーチン氏の独断と偏見に基づく戦争であり、指導者が交代すれば終結するという「期待感」もありそうだ。現時点では、メドベージェフ前大統領(56)の復帰を予想する見方が多い。(拓殖大学特任教授、元時事通信モスクワ支局長 名越健郎) 軍事パレードの予行演習で、「赤の広場」上空をロシア国旗の3色の煙を出して飛行する航空機=2022年5月7日、モスクワ【時事通信社】 リストには3人の名が ラトビアに拠点を移したロシア..

러시아 2022.06.10

プーチンが「現代のヒトラー」に成り上がった6つの手口

プーチンが「現代のヒトラー」に成り上がった6つの手口 プーチンウォッチャー・黒井文太郎が読み解く「プーチンの正体」(後編) 黒井文太郎 Friday Digital, 2022年05月31日NEW <一介のスパイだったウラジーミル・プーチンは、瞬く間に権力のステップを駆け上った。祖国の暗黒時代を経験した彼は大統領になり、「大国ロシア」復権のために6つの手口を使って独裁者になった。ナチスドイツ、ヒトラーのプロパガンダと悪夢の再現を、黒井文太郎が読み解く> スパイから大統領へ。権力の階段を駆け上ったプーチンが「してきたこと」は、ヒトラーのそれによく似ていた。軍事ジャーナリスト・黒井文太郎渾身のレポート 写真:代表撮影/ロイター/アフロ プーチンは、生まれてから23歳までソ連共産党の全体主義的な価値観で育ち、37歳までKGB工作員として生き、人間性の基礎を形成した。 その後、47歳で大統領に..

러시아 2022.06.01

「小柄なスパイ」プーチンが最も残忍な独裁者になるまで

「小柄なスパイ」プーチンが最も残忍な独裁者になるまで プーチンウォッチャー・黒井文太郎が読み解く「プーチンの正体」(前編) FRIDAY Dgital, 2022年05月29日 <国際社会からの批判を受けながら、収束の見通しがまったく立たないロシアによるウクライナ侵攻。この蛮行の「芽」は、ロシア・プーチン大統領自身のなりたちによっている。この戦争を考えるときに、そいうった視点は欠かせないだろう。軍事ジャーナリストで、日本一のプーチンウォッチャー・黒井文太郎氏が、彼の「正体」を読み解く> プーチン重病説に、根拠はない プーチン大統領に関して、根拠のあやふやな「噂」がいくつも飛び交っている。 例えば「重病説」だ。パーキンソン病説、ガン説などさまざまな説が報道されており、なかには「ガンで手術が決まっている」などという話まであるが、それらの情報の出所を辿ると、いずれも単なる未確認情報である。 ..

러시아 2022.05.30

「プーチン常勝神話」崩壊…ついに有力プロパガンディストも“現実”を認めはじめた

「プーチン常勝神話」崩壊…ついに有力プロパガンディストも“現実”を認めはじめた プーチンの時代は終わりに近づいている 北野 幸伯 国際関係アナリスト プロフィール 現代 Business, 2022.05.19 ロシアによるウクライナ侵攻開始から、まもなく3ヵ月が経とうとしている。 プーチンは当初、首都キーウを短期間で陥落させることを狙っていた。しかし、キーウは落ちなかった。そこで仕方なく、ルガンスク、ドネツクに戦力を集中させ、東部支配を確立しようと考えた。そして、5月9日の対ドイツ戦勝記念日に、「勝利宣言」をするつもりでいた。 しかし、ウクライナ軍の健闘により、この目標も達成できず、勝利宣言も出せていない。いわゆる「特別軍事作戦」が長期化することで、「軍神」プーチンの「常勝神話」が揺らいでいるーー。 Gettyimages プーチン常勝神話の終わり プーチンは、国際社会で異常に目立っ..

러시아 2022.05.20

戦争の愚、ロシアが身をもって学ぶ教訓

戦争の愚、ロシアが身をもって学ぶ教訓 大国が小国に侵攻する時には痛手を負うのが常 JB Press, 2022.5.19(木) Financial Times (英フィナンシャル・タイムズ紙 2022年5月17日付) ウクライナ軍によって破壊されたロシア軍の戦車や輸送車(5月16日撮影、キーウ近郊のブチャで、写真:ロイター/アフロ) 事態を読み誤ったのは、ウラジーミル・プーチンだけではなかった。 ロシア軍が数日でウクライナを制圧すると踏んだロシア大統領の想定は広く共有されていた。 ロシアがウクライナに侵攻すると正しく予想した欧米の情報機関も、プーチンが恐らく速やかな勝利を手に入れると考えていた。 だが、戦争開始からほぼ3カ月経った今、ロシア軍は行き詰まり、多大な損失を被っている。 フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟を計画していることが確認され、ロシアの国際的な..

러시아 2022.05.19