ウクライナ侵攻から1年、米ハーバード大学が渾身のリポート 戦闘長期化で2024年に越年すれば戦術核の使用も 高濱 賛 JB Press, 2023.2.24(金) 年次教書演説するプーチン大統領、新STARTの履行停止も発表した(2月21日、写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 「レトリック戦争」の勝者は誰か ロシアがウクライナに侵攻して1年になる節目に合わせてジョー・バイデン米大統領が2月20日、ウクライナの首都キーウを電撃訪問した*1。 キーウからポーランドに戻ったバイデン氏は21日、首都ワルシャワで演説した。 一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領もクレムリンでロシア・エリート階級の紳士淑女を集めて演説した。 期せずして米露首脳がウクライナ問題について所信を表明した。 バイデン氏は、米国内での演説では見せない気迫を込めて、こう述べた。 「1年前、世界はキーウの陥落に備えていた。..