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日本が「韓国とアメリカ」に取り残される…「核問題」を避け続ける岸田政権への絶望

日本が「韓国とアメリカ」に取り残される…「核問題」を避け続ける岸田政権への絶望 いつまで能天気でいるつもりか? 長谷川 幸洋 ジャーナリスト プロフィール 週刊現代, 2023.01.27 米シンクタンクの報告書を読み解くと… 韓国の核武装問題が急速に動いている。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が政府の会議で核武装を検討する発言をしたかと思うと、米国の有力シンクタンクは「米国は韓国に核兵器を再配備する準備を始めるべきだ」と提言した。日本の岸田文雄政権は大丈夫か。 私は先週1月20日公開のコラムで、尹大統領が1月11日、核武装の可能性に言及した発言を紹介した。この発言について、日本のマスコミはなぜか、ほとんど無視してしまったが、韓国内では大きな議論を呼んでいる。米国でも、直ちに報道された。 すると、今度は米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が19日、米軍の核の韓国再配備を..

韓国・前大統領が「北朝鮮スパイ」活躍の隙を与えた理由、元駐韓大使が解説

韓国・前大統領が「北朝鮮スパイ」活躍の隙を与えた理由、元駐韓大使が解説 武藤正敏:元・在韓国特命全権大使 国際・中国元駐韓大使・武藤正敏の「韓国ウォッチ」 Diamond Online, 2023.1.28 4:35 写真はイメージです Photo:PIXTA 北朝鮮スパイの取り締まりを 放棄した前政権 北朝鮮のスパイは文在寅(ムン・ジェイン)政権下においてのびのびと活動し、大きな成果を上げたが、その背景には同政権の政策と、韓国社会の特異な体質があった。それは次の4点である。 1.文在寅政権は事実上、スパイの取り締まりを放棄した。 2.韓国には左翼圏を支える人々がいまだに社会の中核にいる。そうした人々は北朝鮮の危険性、韓国の安全保障などに対し警戒感が薄い。 3.韓国社会の政治的分断が激しく、スパイに活動のスキを与えた。 4.日韓の歴史問題や在韓米軍の駐留に反対する人々がおり、日米と韓国..